古宇利島・屋我地島

 名護市北部の羽地内海にある島々です。沖縄本島と架橋されています。かつては観光客が訪れることなどほとんど無い島でしたが、2005年の古宇利大橋により、一躍ドライブスポットとなりました。古宇利島は本部半島対岸の今帰仁村、屋我地島は名護市に属しています。


 沖縄本島と屋我地島は、無人島の奥武島を経由し屋我地大橋で架橋されています。沖縄本島と奥武島の間には浅瀬が広がるのみで、どこが境目か分からないほど接近しています。橋の屋我地島側には、ビーチやマングローブ干潟があります。



 屋我地島と古宇利島を結ぶ古宇利大橋は、2005年2月に開通した全長1,960mの橋で、2011年現在、通行料無料の橋としては日本最長です。この橋の開通により、古宇利島と今帰仁村運天港を結ぶ航路が廃止されたため、古宇利島は今帰仁村に属しながら、一度名護市に出なければ村役場に行くことが出来ない飛び地となりました。



 かつての古宇利島は、観光とは無縁の漁業の島でしたが、美ら海水族館にほど近い立地と橋周辺の景色の良さから、今日では水族館に来た観光客のほとんどが訪れるドライブスポットとなりました。古宇利大橋の入口付近にはドライブインのような店や土産物屋が立ち並び、駐車場はあふれるほどのレンタカーで賑わっていました。


 古宇利漁港の横には砂浜が広がります。


 古宇利島の集落は島中央部の高台にあり、島の外周を走るドライブコースは集落内に入り込まないように設計されています。


 今回(2011年12月)、8年ぶりに古宇利島を訪れたが、あまりの変わりようには本当に驚きました。架橋前の前回は、観光客や観光向け施設など皆無であり、港前の古さびた車には、ご覧のような張り紙がなされていたほどでした。沖縄県で最後まで、これがレッドカードではなくイエローカードであった島が、わずか数年のうちに観光名所になろうとは、架橋による変化は本当に大きいと思います。(この写真のみ2003年撮影)


 再び屋我地島に戻り、島の北東部にある沖縄愛楽園の前に行きます。ここは全国各地に設けられたハンセン病患者の方々の療養所の一つです。


 屋我地島は5つの集落からなる散村型の島ですが、一番大きな饒平名集落には、郵便局や学校、市役所の支所などがあります。


 屋我地島は農業を主産業としており、島内にはサトウキビ畑が広がります。



 ワルミ大橋は屋我地島と本部半島の今帰仁村を結ぶ橋で、2010年12月に開通しました。古宇利島・屋我地島と本部半島はごく狭い入江を挟み隣接していますが、ワルミ大橋の開通までは沖縄本島を大回りしなければ行き来が出来ませんでした。完成後は両者間の所要時間が20分程度短縮され、美ら海水族館や今帰仁村役場とのアクセスが大幅に改善しました。