安芸灘とびしま海道

 広島県呉地区にある海上ルートです。呉本土と下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、愛媛県の岡村島を架橋で結びます。2008年11月18日、上蒲刈島・豊島間の豊島大橋が完成したことにより開通しました。


 呉本土と下蒲借島を結ぶ安芸灘大橋です。ルート上でこの橋のみが有料道路になっています。下蒲刈島側の入口周辺は公園として整備されています。


 三之瀬地区の海岸沿いに造られた庭園、松濤園です。(下蒲刈島)。江戸時代に設けられていた蒲刈御番所を復元した建物や、朝鮮通信使が島を訪れた際の資料を展示した御馳走一番館などがあります。


 御番所の跡地に建てられた総ヒノキ造りの美術館、蘭島閣美術館です。(下蒲刈島)。横山大観などの作品が展示されています。


 下蒲刈島と上蒲刈島を結ぶ蒲刈大橋です。1979年に開通した安芸灘とびしま海道で最も古い橋です。


 県民の浜です。(上蒲刈島)。日本の渚百選にも選ばれた恋ヶ浜海水浴場をはじめ、温泉や天文台などの施設があります。


 豊島大橋は、2008年11月に開通したルート上で最も新しい橋です。この橋の開通に合わせ、安芸灘とびしま海道という愛称が命名されました。


 十文字山展望台です。豊島の山あいにある、高さ8mのドーム型の展望台です。この展望台への道路状況は極めて悪く、離合不能、中・大型車通行困難な山道を5km近く登らなければ行けません。


 空海展望台からの眺めです。(豊島)。十文字展望台同様、豊島の山ろくにあります。


 豊島と大崎下島を結ぶ豊浜大橋です。1992年に開通しました。大崎下島の一部は豊島を主体とする旧豊浜町に属しており、両島の結びつきは比較的強いです。


 御手洗の町並みです。(大崎下島)。大崎下島の御手洗地区は江戸時代に風待ちの港として栄え、船頭や多くの遊女達で賑わいました。集落には当時の町並みが今も残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。周辺は大長みかんの産地でもあります。


 乙女座は、御手洗地区にある昭和初期の劇場を復元した施設です。ピンク色の外観が印象的で、現在は資料館となっています。


 御手洗地区の家々には暖簾に一輪挿しの花が飾られており、目を楽しませてくれます。


 平羅橋、中の瀬戸大橋です。1998年に開通した橋で、無人島の平羅島、中ノ島を経由し大崎下島と岡村島を結びます。大崎下島までの各島は全て広島県呉市の島ですが、岡村島のみが愛媛県今治市に属しています。しかしながら、今治・岡村島間のフェリーが日に4本しかなく、片道1時間以上かかる現状においては、架橋により岡村島が呉の生活圏にシフトしていくことは間違いことでしょう。


 岡村島の山あいにある展望台、ナガタニ展望台です。半円形の独特な形をしています。この展望台への山道もかなりの悪路であり、中・大型車は通行が困難です。


 ナガタニ展望台に向かう山あいにあるみかん畑です。岡村島も大崎下島同様、みかんの名産地です。


 観音崎です。岡村島の南端に位置し、一切釘を使わずに建てられた観音堂や1740年に作られた灯台を復元した灯明台などがあります。


 岡村港からの眺めです。ちょうど今治からのフェリーが出航するところでした。


 岡村港からさらに1,5kmほど東に進むと、突然道が途切れ、とびしま海道はあっけなく終点となります。この先、広島県の大崎上島と架橋する計画もあるようですが、未だ計画段階であり事業化されていません。下大下瀬戸(こおげせと)の対岸には同じ旧関前村の下大下島が見えます。