金輪島

 広島市南区の島です。島の大部分が新来島宇品どっくの造船所となっています。


 金輪島行きの船は、周辺離島や松山への船が多数発着する宇品港ではなく、少し離れた広島市営桟橋から発着します。市営桟橋は建物こそ大きいものの、似島行きの一部と金輪島行きしか定期船が発着しておらず、ひっそりとしていました。


 金輪島会桟橋に到着した連絡船と、隣にそびえる巨大な造船所です。


 桟橋の前にある建物は、船客のための待合所ではなく造船所の事務所です。その横にある休憩所も造船所従業員のためのもののようで、就業時間中には施錠するとの張り紙もあります。連絡船乗り場には「御用の方は事務室へ」と書かれており、一つの島を訪れたというよりは、造船所を訪れたような雰囲気です。


 桟橋周辺には造船所しかなく、民家や公共の施設は一切ありません。船を下りて右折し、造船所横の細い道を通ってトンネルを抜けると、ようやく小さな集落が現われます。


 島西部にある小さな集落と段々畑です。金輪島の集落は島の西部と北部にしかありません。


 島の西海岸から広島プリンスホテル方面の展望です。


 集落付近の山あいに建てたれた原爆被爆者の慰霊碑です。戦時中に軍の造船部隊が置かれていたこの島には、本土から近いこともあり多数の被爆者が担ぎこまれたとのことです。


 トンネルを通って島の東側に戻り、北に向かって進むと、山肌にかつて防空壕として使われたであろう洞穴がありました。


 造船所で使われている巨大なクレーンです。