渡鹿野島

 三重県志摩市の的矢湾に浮かぶ島です。遊女の島・赤線の島として栄えた歴史をもちますが、近年は団体客の減少により雰囲気が様変わりしたようです。



 渡鹿野島行きの渡船場(とせんば)は、志摩市の中心駅・近鉄鵜方駅から車で15分ほどのところにあります。駅から渡船場までは1時間間隔でバスも運行されていますが、午前中は近鉄特急との接続がよくありません。そのためタクシーを利用したところ、片道2,800円ほどでした。



 船は両岸間で随時運行されており、片道の所要時間は3分、昼間の運賃は180円です。ダイヤは特に決まっておらず「客が一人でもおればすぐ出る、おらななければ一服して終われば出る」とのことですので、最大15分以上待つことはないようです。両岸間にはホテルの送迎船と日帰り客も乗れる交通船が運航されており、交通線は赤色の旗を掲げています。


 渡船場の裏にはかつてお土産やさんであったであろう建物があり、建物自体はさほど痛んでいないものの、落書され放題でした。GW中の日曜日に営業していないということは、少なくとも近年は使用されていないのだと思います。



 渡鹿野島港です。大きなホテルが立ち並びますが、既に営業していなかったり、従業員の寮となっている建物が目立ちます。駅から乗ったタクシーの運転手さんによれば「近年団体観光客が急激に減少しているため、昔のような夜の華やかさは無い、そのため営業をとりやめるホテルも多い」とのことでした。


 午前中という時間もあるのかもしれませんが、三十代独身男性、繁華街で声をかけられることが非常に多い私でも、確かにそのような方には出会いませんでしたし、そうと分かるお店もありません。カップルや家族連れの観光客の姿も見かけましたので、やたらとでかいホテルが多いことを除けば、普通の観光地となっているようです。



 渡船場のすぐそばには、人工ビーチのわたかのパールビーチがあります。



 ビーチ前に3軒ある建物のうち、1軒はすでに廃墟と化していました。これほど大規模な建物が取り壊されもせず残っているというのも、珍しいかもしれません。



 港から7・8分歩いたところには、わたかの園地という小山があり、的矢湾を見渡せる展望台があります。


 展望台からの眺めです。


 開発総合センターです。公民館・役場支所的な役割の建物のようで、郵便配達のバイクもここに止められていました。


 港のすぐ裏の繁華街です。昼間は人通りもなく閑散としています。


 港から徒歩数分の住宅街には、七福神のモニュメントがありました。